今回は、ゴルフと骨の老化のお話です。
一般的に年齢とともに太陽の下で過ごす時間は減ってきます。子供の頃、外で走り回っていた方も、大人になれば室内で過ごす事の方が圧倒的に多くなってくるのではないでしょうか。
太陽光を浴びる時間が少なくなることによる問題の一つに、「骨の老化」というものがあります。
特に女性の場合は、年齢とともに骨粗しょう症になるリスクは男性よりも高いだけでなく、美容の観点からも、太陽の光を浴びる時間は減少の一途を辿るのではないでしょうか。
カルシウムを摂取すれば骨は丈夫になると思われるかもしれませんが、骨がカルシウムを吸収する際には、活性化されたビタミンDが必要になります。
このビタミンDは、屋外で紫外線を浴びることにより、活性化されるのです。
もちろん、太陽光を浴びる対策として、帽子をかぶったりサングラスをかけたりなどの紫外線対策は必要にはなります。
骨粗しょう症を防ぎ、骨を若返らせたい方は、しっかりとカルシウムを摂った上で太陽の光を浴びると良いのです。
屋内のフィットネスジムでトレーニングをするのも健康に良いですが、太陽の光を浴びながら行うスポーツであるゴルフには、骨を強くするとか、骨を若返らせるといった、そういうメリットがあるのです。
なんといってもゴルフは長時間のプレイが前提ですし、自らの足で歩きながらじっくりと太陽の光を浴びるスポーツのため、30代~50代を迎えた方が、楽しみながら体力をつけて行くにはもってこいのスポーツなのです。
老化は足からと言われますし、特にゴルフのような歩きっぱなしのスポーツでは自然と足腰も鍛えられます。
もちろん健康のバロメーターである骨が若返るというのは、老後の大きな財産になってきます。
ゴルフにそんなに頻繁に行けないという方は、ゴルフを仕事にするというのも1つの方法かもしれませんね。
特に女性の場合は、近くにゴルフ場があればキャディの仕事をしてプレイヤーと同じように歩き回って太陽の光を浴びることで、仕事をしながらご自身の体力や骨の強度などを高めていくこともできることになるのです。
運動不足を感じておられる方、運動を始めたいけどいつも三日坊主で終わってしまう方は、ゴルフを仕事にしてしまうという選択肢も面白いかもしれません。
余談ですが、江戸時代に50歳を過ぎてから17年、通算4万キロの道のりを歩いて日本地図を完成させた伊能忠敬も、晩年に地球一周分も太陽の下を歩いて測定し、当時としては長生きの部類に入る73歳の生涯を閉じています。
太陽の下を歩いたことによる骨の若返りと、運動による健康増進が、図らずとも長生きすることになった言えるのかもしれませんね。
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